議事録のテンプレート5種類と、会議に合わせた使い分け
定例会議、意思決定会議、商談、1on1、ブレインストーミング。会議の性質によって残すべき項目は違います。そのまま使える型を5つ紹介します。
議事録のテンプレートを探している方の多くは、実際には「どの項目を残せばいいのか」で迷っています。
項目さえ決まれば、あとは埋めるだけです。逆にここが定まらないまま書き始めると、何を書き、何を省くかの判断を毎回することになり、時間がかかります。
会議の性質によって残すべきものは違います。5つの型を用意しました。
1. 定例会議
毎週・毎月の進捗確認に使う型です。前回からの差分が読み取れることが重要です。
■ 会議名:〇〇定例
■ 日時:2026年9月8日 10:00-10:30
■ 参加者:
【前回からの進捗】
・
・
【今回の決定事項】
・
【やること】
| 誰が | 何を | いつまでに |
|------|------|-----------|
| | | |
【次回までの持ち越し】
・
定例会議の議事録は、溜まってきたときに価値が出ます。3か月分を並べると、進んでいることと止まっていることが一目でわかります。そのためにも、毎回同じ形で書くことが大切です。
2. 意思決定会議
何かを決めるための会議です。結論だけでなく、なぜそう決めたかを残します。
■ 議題:
■ 日時:
■ 参加者:
【決定事項】
・
【決定の理由】
・
【検討したが採用しなかった案】
・ 案A:(採用しなかった理由)
・ 案B:(採用しなかった理由)
【前提としている条件】
・
【やること】
| 誰が | 何を | いつまでに |
「検討したが採用しなかった案」を残すのが要点です。 半年後に「なぜこの方式にしたんだっけ」「あの案は検討したのか」という話が必ず出ます。そのとき議論をやり直さずに済みます。
「前提としている条件」も同様です。前提が変われば結論も変わるはずですが、それが書かれていないと、前提が崩れたことに誰も気づけません。
3. 商談・打ち合わせ(社外)
相手がいる会議です。認識のズレを防ぐことが目的になります。
■ 相手先:
■ 日時:
■ 先方参加者:
■ 当方参加者:
【先方のご要望・課題】
・
【当方からの提案内容】
・
【合意した事項】
・
【持ち帰り事項】
| 誰が | 何を | いつまでに |
【次回予定】
社外の議事録は、そのまま相手に送れる形で書くと効率的です。送れば認識合わせにもなり、「言った・言わない」の予防にもなります。
その前提で書くと、内輪の感想や評価は自然と書かなくなります。それでよいのです。社内向けのメモは別に残してください。
4. 1on1・面談
上司と部下、あるいはメンターとの対話です。他の会議とは性質が大きく異なります。
■ 日時:
■ 参加者:
【話したこと】
・
【本人の希望・関心】
・
【合意した次のアクション】
・
【次回話したいこと】
・
1on1の記録で気をつけるべきは、書きすぎないことです。細かく記録されると本音を話しにくくなります。
評価に直結しそうな内容や、本人が「ここだけの話」として語ったことは、記録に残さない判断も必要です。何を残すかを本人と合意しておくと安心して話せます。
5. ブレインストーミング
アイデアを広げる会議です。結論を出さないことが前提なので、他の型とは考え方が違います。
■ テーマ:
■ 日時:
■ 参加者:
【出たアイデア】
・
・
・
【深掘りしたいもの】
・
【次に検討すること】
・
ここでは評価せずに全部書くのが正しい姿勢です。「実現性が低いから省く」と判断してしまうと、後から見返したときに発想の幅が失われます。
整理は次の会議でやればよく、この場では記録に徹します。
型を選ぶときの考え方
迷ったら、その議事録を誰がいつ読むかを考えてください。
| 読む人 | 重視すべき項目 |
|---|---|
| 欠席者 | 決定事項、やること |
| 半年後の自分 | 決定の理由、前提条件 |
| 取引先 | 合意事項、持ち帰り事項 |
| 上司 | 決定事項、リスク |
読み手が想定できないまま書かれた議事録は、たいてい誰にも読まれません。逆に読み手が明確なら、書くべき項目は自然と決まります。
共通して守りたい3点
担当者と期限を空欄にしない。 決まらなかったら「未定」と書いてください。空欄は見落とされます。
決定事項を上に置く。 経緯を先に書くと、忙しい人は読み終える前に閉じます。
会議中に埋める。 終わってから清書しようとすると、記憶が薄れて時間が倍かかります。
テンプレートの価値は、考えずに手が動くことにあります。毎回同じ型で書いていれば、そのうち会議中に埋め終わるようになります。